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三原市で不動産の賃貸・売買・管理・分譲を行っています、株式会社タカハシ「住まいの窓口三原宮沖店」です。
瀬戸内海随一の多島美が見られる山三原駅に降り立ち、潮の香りのする南へ5分ほど歩くと、そこは三原港です。まぶしい瀬戸内の青い海と干拓地の工場の向こうに明るい緑の山が見えます。この山が、標高311mの筆影山です。山名は、海に映ると山の形が筆の様に見えることから江戸時代後期の儒者・詩人であった頼山陽の命名であると言われています。その西に連なる竜王山とともに、この山並み一帯は地元では畑山(はたのやま)と呼ばれて親しまれてきました。筆影山頂下の駐車場からは一周が400mの園地となっていて、春には2000本のソメイヨシノが咲き、花見を楽しむ多くの市民でにぎわいます。竜王山から、南西に約1.5km行ったところにある荒神社の境内に胸高幹囲3.05m、根まわり3.47mの樹齢数百年と伝えられるエドヒガン(桜)の巨木がたっています。地元では、オトメザクラとかコゴメザクラと愛称されている薄いピンク色の花を咲かせるこの桜は、今では「登町のエドヒガン」として大切に守られています。エドヒガンとオオシマザクラを交配させたものがソメイヨシノです。筆影山山頂、竜王山の展望台から眺められる多島美は瀬戸内海随一と評され、1950年、瀬戸内海国立公園の一部に指定されました。
筆影山の南西に位置し、テレビ塔のある山が竜王山です。標高は、445mで二等三角点があります。山頂付近は、いこいの森として整備され、桜の名所です。展望台からの眺めは実にすばらしく、晴れた日には四国山地が遠望でき、しまなみ海道の10橋のうち7つの橋を見ることができます。この地は、1185年に屋島の合戦で敗れた平家の家臣、秦四郎國重(はたしろうくにしげ)が開いたという伝承があり、三原市の北にある龍王山(665m)と区別し葉田竜王山とも呼ばれています。
行かれたことのない方は一度行かれてみてはいかがでしょうか?