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白滝山は三原市の南西部、竹原市との境に位置する標高350mの山です。山頂は巨大な花崗岩となっており、その上にたつと南に瀬戸内海の島々、遠くに石鎚山脈、四国山地、北は吉備高原、中国山地と360度の絶景が広がります。また、一帯は、白滝山生活環境保全林として整備され、遊歩道をめぐりながら樹木を観察することができます。山頂の巨大な花崗岩は地元では、八畳岩と呼ばれています。壁面には等身大の半肉彫りの仏像群があります。これが麿崖仏で、豊作と平安を祈り江戸時代初期に作られたと考えられています。南側にあるのが釈迦三尊像で、北側にあるのが十六善神像です。釈迦三尊像は、それぞれ雲に乗り、中尊は釈迦如来座像で、脇侍は迦葉・阿難尊者立像です。十六善神像は、3面に分けて9体・5体・2体が彫られています。
【黒滝山】
黒滝山は竹原市の東南部、JR忠海駅の北にそびえる標高270mの独立峰です。登山道は整備され、駅からゆっくり歩いて約1時間で山頂に立つことができます。ここは大久野島、大三島をはじめとする芸予諸島や四国連山の眺望に恵まれた景勝地で、忠海町のシンボルとして町民に深く愛されています。この黒滝山の歴史は深く、天平年間(730年頃)、厳島神社参拝途上にこの地に立ち寄った和泉国の僧行基が、夢に、「この地に霊山あり。その山の菩薩像を祭り、仏道をもって衆生を救うべし」とのお告げをうけ、十一面観音菩薩像を彫り、山頂に観音堂を建立して安置し、この霊山を黒滝山と名付けたと伝えられています。以来、ミニ西国三十三か所霊場や石鎚神社分社などが点在する黒滝山は「くろたきさん」の呼び名で親しまれています。
白滝山から黒滝山へ至る道は遊歩道として整備されています。緑豊かな自然林の中を時おり青い瀬戸の海が見え隠れし、尾根道を歩く楽しさを満喫できるコースです。白滝山から約40分、黒滝山の岩峰の上に立つと眼下に忠海の街が一望に見渡せ、生口島と大三島に架かる多々羅大橋も間近に見ることができます。